イクボス塾@東海 ボス編2期 第3回開催報告
11月21日に実施したイクボス塾@東海 ボス編 第3回目の報告です。
今回は、先ず、先回立てた行動計画の振り返りを行いました。宣言や行動計画はともすればその時限りになってしまいがちです。振り返り(reflection)を行い、出来たことから小さな成功体験を得、出来なかったことについては、理由を考え、再度挑戦、変更、場合によっては中止など対策を講じる事が重要です。それにより、宣言や行動計画が実効的なものとなります。
その後は、『イクボスを阻むもの』として『アンコンシャス・バイアス(無意識の偏り)』を取り上げました。これは自分の側にも、相手の側にも存在し、敢えて、今回の参加者には即さないケース(経営者のケースと自営業の女性のケース)を扱うことで、知識を汎用的に活用する方法を考えることにしました。
そして、メインセッションは第1期生のイクボスとのディスカッションで、『イクボスを阻む』様々な壁について考える時間です。
・休業(育児、介護、傷病など)からの復帰者にどう対応するか
・男性の育児休業取得の促進
・若手社員とのモチベーション・ギャップ
・モチベーションや挑戦意欲がいまいちのシニア社員の対応
・管理職の意識をどう変えるか
こういった課題に対して、1期生はどう対応しているか、またその 会社はどう対応しているか具体的に現状を話して頂きました。
男性の育児休業の浸透、完全フルタイム制の実施など先進的な企業もありますが、その企業にしてもRome was not built in a day(ローマは一日にして成らず)、取組の歴史があり、大変なご苦労もあったとはずです。
較べるのではなく、少しでも良いモノに触れ、自分たちの組織で使えるものは使う、参考になるものはどう活かすか考えるなど、先進事例を上手く利用して役立てる事が目的です。
また、しっかりネットワークを作り、先進企業の事例を聴くだけではなく、実際に見に行く、触れてみるなどといった活動に発展すればよいと思います。
お忙しい中、参加頂きました一期生のみなさま、ありがとうございました。 来月は最終回です。ライフ、ワーク、ソーシャルと言う視点でイクボスを考える時、一番なじみのないソーシャルとの接点をどう持つか考えます。
<本件に関するお問合せ>
NPO法人ファザーリング・ジャパン東海支部 イクボス塾@東海 事務局 ikuboss@fjtokai.jp