瀬戸市パネルディスカッション【開催報告】

2019年2月2日土曜日、瀬戸市で男女共同参画パネルディスカッション『イマドキの働き方生き方』が開催されました。ファザーリングジャパン東海支部支部長の榊原輝重、イクボス塾@東海第1期生の原さん等が参加し、ワーク・ライフ・バランスについて考えました。

パネリストの方たちにとってワーク・ワイフ・バランスとは

原さん (製造業管理職)
若者の本音がわかり難いので自分から自己開示している。友人、休日、家族、異性関係が充実していると生活の満足度が高いと本で読んだ。これはまさにワーク・ライフ・バランス。部下の状況、価値観、適性を考え意識して役割を与えている。ひとりひとりを“意識”することが大切。

目の前の仕事だけを見ていると半径1メートル、いえ30センチの世界。60歳で仕事が終わった時『その後の自分はどう生きるんだろう』と思った。中長期のキャリアが半径30センチでいいのかと。

また、タイに家族で赴任していた時、子どもが入院し妻もそれに付き添い病院へ行ったが、自分には何の連絡もないという事件があった。その時『自分はそういう存在なのだ。』と気づき、(関係を修復するには)これが最後のチャンスだと思った。

ひとりひとりを大切にし、部下が自己肯定感を持てるように意識して行きたい

澤田さん(金融業、育児のため短時間勤務利用)
仕事のプライベートも含め『自分は何が大切か』、軸を持って取り組むことが大切。仕事をしているしているかどうかは関係ない。

配偶者がSEで働き方は昭和的。ワンオペで不満がたまった時、最初は相手を変えようと思った。でもいろいろ話し合っているうちに、人生にはいろいろな時期があることが分かった。その時々で最善を尽くすことが大切だと思う。

自分の軸を大切にし、周囲に関心を持って行きたい。子育てはそれに気づくよいチャンスだと思う。

川原さん (出産により退職後、ライフコーチとして活躍)
ドリームマップの講師をしているが、そこで使う4つの視点はまさにワーク・ライフ・バランス。全ての基本に“I’m OK”という自己肯定感が大切だと思う。

私の世代は子どもを産んだら仕事を辞める世代。仕事を辞めて人生を考えた時、『時間に拘束されたくない』と思った。それが自分の譲れないもの。

子どもにとって尊敬される親であるより、憧れの存在でいたいと思う。

萱野さん(IT企業勤務 瀬戸市男女共同参画委員)
自分の父親は好きなことを仕事にしていた。そんな父を尊敬している。私も意識的にライフを充実させたいと思う。そうすることで仕事もうまく行くはず。意識が大切。

また、仕事の成果を図るのはお金。お金で時間を買うこともできる。

自分が楽しく働いている姿を子どもに見せて行きたいと思う。

ファザーリングジャパンでは、ワーク・ライフ・バランスを『寄せ鍋』と捉えています

寄せ鍋は色々な具材が入ることで、ダシが出て美味しくなります。同様に、人生の構成要素を具材と捉えれば、色々な具があった方が人生に味わいが生まれ、美味しいものになるといった感じです。

今回のディスカッションは榊原支部長の軽快なファシリテーションで、日ごろからワーク、ライフ、人生に真摯に向き合っているパネラーのみなさまの思いを聞くことができた、とても質の高い内容だったと思います。

みなさんももう一度ワーク・ライフ・バランス、考えてみませんか?

 

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