「イクボス塾@東海」Kick-offしました(開催報告)
9月12日『イクボス塾@東海』Kick-off!
当日は企業、団体など合わせて20社から『イクボス』『働き方改革』の担当部署の方、二十数名にお集まり頂きました。
各社の自己紹介では、取り組みの悩みや課題が共有できた他、やはりこの取り組みの根っこは企業理念、ミッション・ビジョンに行きつくという事を感じました。企業の存在意義となる企業理念を実現する取り組みだと言う腹落ちが経営者や従業員にとって一番納得が行きます。
その上で、かなりドラスティックな就業規則、給与体系も説明頂きましたが、ドラスティックであっても、お互いに理解して運用しているので奇抜観はありません。自然です。
後半のNPO法人ファザーリングジャパン川島理事との本音トークも刺激的でした。
川島理事曰く『Selfishを蔓延させろ!』と。つまり、これはコミットしていること、本当にやりたいことを実現するための方法論であり、自分が得をすると思うから、自分にメリットがあると思うから自分事になる。
また、これは『短時間勤務者がいるから、残業になる、休暇が取れない』と嘆くこととも一線を画します。つまり、短時間勤務者がいても『Selfishであれ!』と。休暇を取って旅行へ行きたかったら、そこを短時間勤務者も巻き込んで調整する。『私は3日間、旅行へ行きたいので、この間は、保育園の送り迎えはご主人か親戚に頼めない?』などど。
つまり、Diversityです。子どもが大切な人もいれば、一人の時間が大切な人もいる、ペットがなにより大切な人もいれば、友人と過ごす時間が大切な人もいる。そこに上下はなく、もし優先順位があるとしたら、人の『命』にかかわるもので、常識的な人であれば、そこは理解し合えると。
なるほどなっと思いました。
大学を出て務めた英国企業は、子どもができれば、育児休業が当たり前でしたが、私は同僚が育児休業を取っていても、2週間程度の休暇を年2回くらいとり、ツーリングやスキーに行っていました。決して人が潤沢な職場ではなく、帰れば地獄の日々でしたが、それでも休暇がとれることは貴重でした。
この視点、FJが伝える事も、多くの人に気づいていただく事も改めて大切だと実感しました。
(文責:S.S)